ノクターン
ショパンの作品で有名なノクターン。
とても美しい楽曲ですが、その言葉の意味はなんでしょうか?
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ノクターンの意味
ノクターンとは日本語で「夜想曲(やそうきょく)」という意味の言葉です。
ちなみに「ノクターン」は英語で、フランス語では「ノクチュルヌ」といいます。
そして夜想曲とは「夜の情緒を表す叙情的な楽曲」のことです。
この説明ですんなりと納得される方は少ないと思いますので、さらに細かく言葉の意味を説明すると、「情緒」とは「折(おり)にふれて起こる様々な感情」や「そのような感情を起こさせる雰囲気」を指す言葉で、「叙情的(じょじょうてき)」とは「感情を述べ表すような」という意味の言葉です。
したがって、ノクターンとは「夜をしみじみと思う心を表現した楽曲」というような意味になります。
また、音楽だけではなく絵画の分野でもノクターンという言葉は使われており、この場合は「夜景画」という意味になります。
「夜景画」は読んで字のごとく、「夜景を題材にした絵」のことです。
ノクターンの使い方
- ショパンのノクターンはとても美しい。
- ノクターンの作曲に挑戦しようと思う。
- ホイッスラーのノクターンはとても素晴らしい。
というように使います。
上の2つは「夜想曲」という意味で、3つ目は「夜景画」という意味です。
ホイッスラーは19世紀後半のアメリカ人画家で、「青と金のノクターン‐オールド・バターシー・ブリッジ」などの夜景画の作品があります。
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